弊社HP(お問い合わせ実績)にて紹介しておりますが、先月は陶器(磁器)への塗装案件と鋳物(ダイキャスト)への塗装見積り依頼を扱いました。
どちらもネックになってくるのがピンホールの存在です。
まずは陶器(磁器)への塗装。
お客様の希望は既製品へ焼付塗装をしてほしいとのことで、テストピースを用意していただき早速塗装してみると、ピンホールがある箇所の塗膜のみがブクブク浮き上がり簡単に剥がれてしまう結果に

焼付け時の乾燥温度を限界近くに下げて再トライしましたが、浮き上がりの箇所の数が減るのみで解決されませんでした。
よって結論として、焼付塗装ではなく自然乾燥型の二液ウレタン塗装をお客様にご提案致しました。
このピンホールの場合、ピンホール内と塗膜の間に存在している空気が焼付け時において高温による空気の膨張にてブクブク浮き上がる現象を引き起こしています。
続いて鋳物への塗装。
お客様より図面をいただいての塗装見積り依頼です。
お客様はメーカーさんではなく、機械加工業者さん。
機械加工品の仕上げ具合&コストがメーカーさんに評価されて「処理(塗装)も含めての見積もり」をメーカーさんに依頼されたようです。
この経緯をお客様より伺った時、内心非常に困りました。
なぜなら鋳物にもピンホールの存在がつきまとうからです。
ピンホールの度合い(大きさ・深さ・数など)によって作業時間(単価)に差が生じてしまいます。
ですので、適正単価を見積もるには鋳物素地の確認が必須になります。
今回は鋳物素地の確認が出来ない条件での見積もり依頼でしたが、ラッキーなことに他案件でそのメーカーさんが扱う鋳物への塗装実績が弊社にあったため、そのデータ(作業記録)をもとに見積り回答を差し上げました。
(勿論、お客様にはピンホールについて説明差し上げましたが。。。。)
尚、鋳物のピンホールは上記の陶器(磁器)のピンホール同様、空気の膨張によるフクレ(ブクブク浮き上がる現象)に加え、鋳物成型時に使用する薬品・機械加工時に使用する油がピンホールに染み込むことによる塗膜の密着不良の可能性が御座います。
また参考まで、技量に乏しい作業者が普通の鉄板などにパテ処理を行った場合にもピンホールと同様の塗装不良の可能性があります。
原因として、パテ処理時に鉄板とパテの間に空気が存在 ⇒ その空気が膨張。
最後に弊社の協力会社のHP上に鋳物(ダイキャスト)のピンホールについての詳しい説明と画像がありますのでご紹介させていただきます。
鋳物(ダイキャスト)への焼付塗装に特化されたフジックスさんのHPへはこちら今回は塗装素地(塗装されるモノ)のピンホールについての記事でしたが
次回は塗装膜のピンホールについてを予定しています。
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